スポーツクライミング複合4位の女子森秋彩選手。
金メダルも視野に入れたパリオリンピック挑戦でしたが、メダルは獲得できませんでした。
森選手には十分な力があったにも関わらず、3位入賞が叶わなかったのは、第1課題をスタートすることもできず0点だったのが、大きく響いたからです。
なぜ0点だったのでしょう?
本日は森秋彩選手について、こんなことをお知らせしていきます。
第一課題で何があったの?
届かないってどういうこと?
海外の反応は?
【動画】森秋彩(もりあい)が第1課題で届かない!パリオリンピックで何があったのか?
Ai Mori got totally, completely screwed at the Olympics by the route setters. They claim they know the reach of each of the climbers, yet they made the routes impossible for her to even start climbing. They robbed her gold 😔 https://t.co/9OwtTaOgeW
— Ville V (@minikuiotoko) August 10, 2024
森秋彩選手が出場した種目女子複合。これは「ボルダー&リード」として、東京オリンピックでは別種目だったものが統合され、「コンバインド(複合)」となりました。
ボルダーとリード、それぞれの点数の合計点で順位が競われます。各100点満点で、合計200点が最高得点です。そのため、片方の種目で振るわなくても、もう片方で挽回、逆転のチャンスがあります。
2023年世界選手権では森選手はボルダーで 44.5点をマーク、8人中6位でしたが、リードで挽回、96.1点を獲得したため、合計140,6点で、銅メダルを獲得し、パリ五輪の出場枠を確保した、という経緯があります。
しかし今回、森選手は全部で4課題あるボルダーの第1課題で、大きくつまづきました。
予想外に高い位置にセットされたホールドをつかめず、制限時間切れ。まさかの0点だったのです。
森秋彩選手の身長は、154㎝。ホールドは森選手がジャンプしても届かない、高い位置にセットされていたのです。
【動画】森秋彩(もりあい)が第一課題で届かない!パリ五輪で不利なルートセット!
【SNS紛糾】4位の森秋彩 第1課題、身長154cmでスタート届かず0点響くhttps://t.co/DlXzCasFjL
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 10, 2024
第1課題は最初のホールドが高い位置にあり、最も身長の低い森が何度も助走をつけて壁へと走って飛びついたが、ホールドを掴めなかった。SNSでは「不公平すぎる」などの声が上がった。 pic.twitter.com/aapTiPJBkB
森選手が何度も挑戦する様子が現場でも確認され、会場をファンも、他のクライミング選手たちも驚きを隠せませんでした。
その様子はこちらです。
あまりにもヒドイ!森秋彩選手は小柄なのに。
— しもすけ@障がい者ブロガー (@shimosuke_) August 11, 2024
スポーツクライミングの詳しい知識がないからわからないけど、このスタート位置の高さに配慮って出来ないものなの?意図的ってこともありうるのかな? pic.twitter.com/UMBSn3n1cN
森秋彩選手の映像はじめて見た。
— めもる (@memoru_2024) August 12, 2024
コメントがかっこいい!だが悔しすぎる pic.twitter.com/xGfnORjzbD
見ていて辛くなりますね。森選手はもっと辛かったでしょうか。
今年21歳になる森選手。普通女子の身長は17歳までには止まり、そこから成長することはほとんどありません。身長は森選手にとって、どうすることもできない課題です。
世界の舞台に立つアスリートは、このような試練にも立ち向かわなければいけないのでしょうか。
第1課題でのハプニングがその後の課題に影響したのか、わかりませんが、第2課題は完登に失敗。第3課題では完登成功。4つ目の課題では思うようにポイントを伸ばせず。
森秋彩選手の映像はじめて見た。
— めもる (@memoru_2024) August 12, 2024
コメントがかっこいい!だが悔しすぎる pic.twitter.com/xGfnORjzbD
ボルダーの合計点は39ポイントで7位。大きく出遅れました。
得意のリードでは、2位に8点差をつける96.1ポイントで1位につき、会場が熱狂に湧きます。
しかし総合得点では4位の結果となりました。
森秋彩が第一課題で0点!世界中が「いじめ」認定?海外の反応!
森選手が、何度もトライする姿がテレビで生中継され、世界中が反応しました。
日本選手が被った災いに、日本人が声を上げるのは当然ですが、海外も注目したのです。
So Ai Mori absolutely destroyed everyone in the most difficult technical route & won’t even get on the podium because some a-holes route setters decided to put the starting boulder too high for no freaking reason.
— Cid (@cidleaks) August 10, 2024
Those route setters r going to hell#sportclimbing
オリンピックは、もっとましなルドのルートの設計をするべき!森選手は本当に気の毒。リードでは首位に立ってたのに、くそボルダーじゃ、身長のせいでスタートさえもできかったなんて!ルート設定したのはどこのどいつだ!本当に腹が立つ!!
not the first time this has happened for ai mori. absolutely outrageous how she is discriminated against by routesetters in this way #SportClimbing
— willy gnonsense (@swagmanjazz) August 10, 2024
これは森選手にとって初めての出来事じゃない。こんな風にルート設定して差別するなんて、全くもってあくどいやり方だ!
Dear Los Angeles Olympic officials🇺🇸
— Lisa Ashley Sawakita 理沙子"アシュリィ"澤北 (@RightEyeLisa122) August 10, 2024
My heights is 4'10, so short Ai Mori is my hope.
The competition in Paris was very unfair to her😿
Please make 2028 a fair competition that gives hope to short people.#Paris2024 #climbing #boulder #lead #speed #sportscliming pic.twitter.com/wORbk4rHQT
ロスオリンピック委員会さま!私の身長は4’10(約147㎝)。森秋彩選手は私の希望なんです。パリの大会は彼女に対して不公平すぎます。どうか2028年の五輪は公平なものにしてください。そして、私たちのように低い身長の人間に希望を与えてください。
激オコで不満爆発の様子がわかります。
スポーツクライミング男子複合で金メダルを獲得した、イギリスのトビー・ロバーツが自身のストーリーに森選手との2ショットを投稿。森選手を
「レジェント」
と讃えています。
What a wonderful pic‼️😍
— Lisa Ashley Sawakita 理沙子"アシュリィ"澤北 (@RightEyeLisa122) August 13, 2024
Toby Roberts' kindness & Ai Mori' positive attitude is beautiful & precious like the blue sky & the wonderful monument🇬🇧🇯🇵💕
This pic expresses it so much💖✨
The young & fantastic 2 athletes will make sport climbing better more and more😊#Paris2024 pic.twitter.com/KmjkK8XNQd
森秋彩(もりあい)選手の大学とプロフィール
本名:森秋彩(もり あい)
生年月日:2003年9月17日(2024年現在 20歳)
出身:茨城県
学歴:筑波大学体育専門学部在学中
種目:スポーツクライミング
特種目:リード
小学校3年生の時に出場した国際大会では7~9歳の部で「ボルダリング」「リード」「スピード」の3種目で優勝。15歳で、世界選手権リードで日本人史上最年少メダル(銅)を獲得。
「リード」を得意とする森選手は「保持力」が世界一と言われています。
森選手は、パリ五輪の感想をこのように述べていました。
「メダルを取りたかった。でも悔しさを持ち帰るには一番いい順位」
「(4年後は)金メダル取れるように、諦めずに頑張りたい」 情報元:報知新聞
まとめ:【動画】森秋彩が第1課題で届かない!0点に世界が「いじめ」の声?
本日は、森秋彩選手が、「届かなかった」ボルダーの第一課題問題について、お伝えしました。
ロスオリンピックでは、森選手にも等しくチャンスが与えられるよう祈っています。
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