2024年8月10日に行われた、近代五種男子で、佐藤大宗選手が1542点をマークし、日本人初のメダル・銀を獲得しました。
五つの競技を1日で行う「キング・オブ・レース」と呼ばれる競技。こんな競技に参加する佐藤選手はどんな人なのでしょうか?
本日は佐藤大宗選手について、こんなことをお知らせしていきます。
佐藤大宗選手の経歴は?
佐藤選手は自衛官!
五種競技を始めたのはいつ?
【画像】佐藤大宗(さとうたいしゅう)の職業と階級は?海上自衛隊隊員で2等海曹!
本名:佐藤大宗(さとう たいしゅう)
生年月日:1993年10月20日(2024年現在 30歳)
出身地:青森県青森市
学歴:青森山田高校卒業
身長:174㎝
体重:62㎏
競技:近代五種競技
クラブ:自衛隊体育学校
家族:妻と1歳の娘
少年時代は、少林寺拳法で県大会優勝したこともあり、運動神経は子供の頃からよかった佐藤選手。
中学・高校では水泳部に所属。東北大会に平泳ぎで出場しました。
そんな得意な水泳を活かせる仕事をもとめ、2012年海上自衛隊に入隊します。ピッタリな仕事ですね。
2024年8月時点での階級は2頭海曹ですが、入隊当初、護衛艦での2か月の研修期間は、船酔いとの闘いでした。
そこで、一つ年上で同じく海上自衛隊にいた兄の紹介で、自衛隊体育学校の入校テストを受けます。
自衛隊体育学校は近代五輪の選手候補、かつオリンピアンを育てることを目標としていました。入校試験は半年間にわたる教育と訓練を経て、2度の選考に合格すること、という厳しいものでした。
【画像】佐藤大宗が五種競技を始めたのはいつ?2013年から自衛隊体育学校で!
無事試験に合格、自衛隊体育学校に入校し、五種競技の訓練を始めることになりました。
しかし、またしても試練が続きます。
水泳以外は未経験。馬の乗り方、剣の扱いなど1から覚えることばかり。特に射撃はてこずり、思うように成績が伸びませんでした。
佐藤選手は短気な性格で、上手くいかないと気持ちが落ち着かず、そのため余計に上手くいかずに焦る、という負の連鎖に陥っていきました。
そして5年前の2019年、右足を負傷。その時に始めたメンタルトレーニング功を奏し、精神面においてずいぶん成長、短気な性格やイラつきが解消したのでした。
フェンシングの腕はなかなかのもので、少林寺拳法で学んだ「間合い」の取り方が役に立っているそうです。
今までの成績は以下の通りです。
2021年 | 全日本選手権 | 初優勝 |
2022年 | W杯ファイナル・トルコ大会男女混合リレー | 銀メダル |
2023年 | W杯 | 男子個人 2位 (日本勢初メダル) |
同年 | 杭州アジア大会 | 男子団体 銅メダル/ 個人 6位 |
同年11月 | 全日本選手権 | 男子個人 優勝 |
今までにも素晴らしい成績を残しています。
そして、2024年のパリオリンピックでは、日本人初のメダル・銀を獲得しました。
佐藤大宗がオリンピックで銀メダルを獲得した近代五種競技ってなに?
「近代五種競技」
初めて耳にした人も多いのではないでしょうか?
一人の選手が、射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングの5種目を全てこなす競技です。射撃とランニングが「レーザーラン」として、複合で行われます。
その過酷さから「キング・オブ・スポーツ」という名がついています。
1912年のストックホルムオリンピック以来、種目として採用されています。
19世紀、ナポレオンの時代にフランスの騎兵将校が、敵陣に馬で乗り込み、敵を銃と剣で内倒し、川を泳ぎ、丘を走り抜けたという故事を元に、考案されました。
当初は1日1種目が、1日で5種行うようになったのは、1996年のアトランタオリンピックから。
馬術が含まれるのは、2024年のパリオリンピックをもって、最後となります。そして2028年ロスオリンピックからは、
「オブスタクルコースレース」(OCR)とという新たばレースとして生まれ変わる予定です。
まとめ:【画像】佐藤大宗の職業と階級は?海上自衛隊員で2等軍曹!
本日は、パリオリンピックで近代五種競技で日本人初メダルを獲得した佐藤大宗選手について、お知らせしました。
おめでとうございます!
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